デザイナーの山岸です。
旦那様の松本長士さんは元々ご実家が和菓子屋さんであり、修行された後、開業の運びとなりました。
店舗設計をどこに頼もうか悩んでいたところ、どこの設計会社に頼もうかと夫婦がそれぞれ店舗デザイン.comで調べた所、様々な会社がある中で夫婦意見が一致したのが「山翠舎」でした。
内装でもやりたいことが沢山ある中で、決め手となったのは店舗の顔となる外観ファサード。
▼まっすぐな古木の梁と白い壁、大きな硝子扉の建具と違い棚から発想を得た小さな飾り窓。
シンプルながらも古木の梁の力強さと店内の様子がガラス越しに見える建具や小窓で構成し、人を惹きつけるような外観を目指しました。
店内には訪れたお客さんが腰を掛けられるようにと
▼壁付のベンチや温かみのある木のカウンターが出迎えてくれます。
▼カウンターの上に鎮座している特製和菓子ショーケース
また対面の白い壁に飾られた菓子木型のディスプレイは特に思い入れがあり、壁に取り付けた菓子木型のディスプレイは長士様のご実家の和菓子屋さんで実際使われていた木型達ということもあって、特製和菓子ショーケース同様、唯一無二の良いものを創ろうと構成や配置など松本様と時間をかけて打合せをさせていただきました。
2月3日。待ちに待ったオープン日。
お客様迷惑にならないよう閉店1時間前に訪問した所、既に完売御礼でした。
落ち着いた店内と開店営業の様子を話してくれた松本様ご夫妻の生き生きとした姿、笑顔を見て温かい気持ちになりました。
コーヒーにも合う餡子を研究しているという松本様の挑戦の様子や本日残念ながらお目見えすることが出来なかった和菓子に会いにまたお伺いしたいと思います!