タイトルにもある通りなのですが、解体した土蔵の土(土壁)を再利用してみよう!再利用できないか?といった実験です。
今までは、解体した古民家や蔵から柱、梁、板材など、いわゆる木材に命を吹き込み再利用してきましたが、
今回はその幅を広げ、土(土壁)を再利用していきます。
▼これは弊社にて進行中の某プロジェクトより、解体して出てきた土蔵の土です。
▼これを細かく砕いてふるいにかけます。
▼水、藁を混ぜて、練り直しをしていきます。
今回の土は、本来は中塗り用の土として、土壁の中でも表面には見えてこない、仕上げ(漆喰等)の下塗りとして使用されていたものではありますが、
近年では中塗りの土のような、荒々しい表面(ザラザラしたような見た目)が意匠的にも好まれることが多くなってきたことから中塗りで仕上げられるケースが多くなってきています。
早速、塗ってもらいました!
早速、いつもお世話になっている左官職人の樋口さん(カルピス大好き)に東京支社のとあるスペースに塗ってもらっています。
▲思わず笑顔が溢れるカルピス大好き左官職人の樋口さん!
『最近はもっぱらコンクリートしか練ってないから、こういうのは久々で面白い』とのこと。(by 樋口左官さん)
▼このような感じで今回はお試しで壁を2面塗ってみました。
塗ってすぐは、まだ水分が抜けておらずに濡れ色でドロドロしいですが、
完全に乾くと、、、
▼このような感じに!