こんにちは、長野本社は雨が雪に変わりようやく冬らしい風景になってまいりました。
今回ご紹介するのは、当社が手掛けている古民家を移築再生する事業のご紹介です。
当社が持つパンフレットや施工写真などを織り交ぜて紹介していきます。
移築再生って?
聞きなれない言葉であるかと思いますので簡単に説明すると、現在建っている古民家を解体し、新しい土地に再び組み上げることをいいます。
簡単に言ってはおりますが、プラモデルのように簡単に組み上がるものではありません。
▼下の移築再生の流れが掲載された冊子の情報をごらんください。
古民家マッチングから始まり、古民家解体、状態チェックと仮組み、と一般の住宅づくりにない項目が加わることがわかります。
それだけ特殊なものだけに手間(コスト)と時間がかかります。
しかし、それだけに完成すると、古木の曲線美と輝きが眩しい美しい空間が生まれます。
ひとりでも皆さまにこの良さを伝えたいと思います。
移築再生の事例
次の写真は、実際に当社が古民家を移築して旅館にした施工例です。
▼長野県のある古民家を、熱海に旅館として再生しました。
古民家で家を支えていた柱は、旅館の部屋の主役の柱となり、生き続けています。その柱には傷があり、11人兄弟の背比べしたときの柱の傷とのこと。
このように移築再生は過去の記憶も継承され生き続けていくのです。
新築住宅への一部古木利用による再生
移築再生は、基本的に古民家まるまる一棟を移築するものですが、先に説明したように通常工事とは別の工程が入るため、予算が高くなります。
そうした方々でも古木を使った良さを感じてもらおうと取り組んでいるのが新築住宅への一部古木活用という事例です。
▼下の写真をご覧ください。あるプレハブメーカーさんの新築住宅ではありますが、お施主様の希望でリビングの吹き抜け部分に古木の小屋組みを再現したいというご要望に応じて当社が古木部分だけの施工をおこなったものです。
いわば新築と古木のハイブリッド式住宅ともいうものです。
当社は、持ち主様の協力など、移築可能な古民家を解体せずに建ったままの姿で保有しています。
移築希望者が見学に行く時に建物が建っているほうがよりイメージを掴みやすいことからです。古民家移築は好みの建物にすぐに出会うことが少ないなど時間がかかる話です。
お気軽にご相談ください。
古民家移築再生について詳しくはこちらのウェブサイトもご覧ください