皆様、こんばんは!
現場管理の斉藤です🌛
前編に引き続き、二重床式の厨房床施工を解説していきます。
前編はこちら【女性現場監督がつづる工事風景】ー厨房床!(二重床式) 前編ー
前編でお伝えした続きになりますが、給排水管を設置後、パーティクルボードを張っていきます。
材質が均一で、割れや反りに強いのが特徴です。
下の写真の赤い丸印を見てください。
パーティクルボードの下には、支持脚が均一に設置されています。赤丸で囲った場所に支持脚が入っています。上からビス(ネジ)が打ってありますね。
中の断面は下の写真のようになっています。赤ペンと青ペンのメモ書きで説明しています。
少々雑なメモ切り抜きです、申し訳ございません!
図のように、パーティクルボード同士の隙間から、脚用接着剤を流し込みます。支持脚の中はこの接着剤が入るような穴が通っていますので、支持脚を通して床に流れ出て床とボードを固定します。
↓支持脚の中に接着剤を入れる様子を説明しています(汗)
その後、その上にコンパネ(ラワン合板)を張っていきます。そして、配管部分は切り欠いておきます。
■コンパネとは、合板の1種です。コンクリートを流し込むときのコンクリート型枠として使用されるもの。
コンクリートパネルを略してコンパネと呼びます。
■ラワン合板とは、ラワンという天然木からできている合板です。建築用材、家具材、箱材などさまざまな用途に用いられます。
ちなみに、コンパネ材はラーチ合板も下地としてよく使用しますが、ラワンと違って節の凹部分があります。
■ラーチ合板とは、針葉樹の欧州唐松(からまつ)の板材を繊維方向が縦横になるように交互に貼り合わせた合板のことです。 面にざらつきや凹凸・節が有るため、下地材として屋根・外壁下地材・床下地材などに使用されます。
今回は長尺シートをはりますので、ラーチ合板のような凹部分を拾ってしまう材料は×です。(仕上げが凸凹するため)
↓下の写真は、仕上げの床長尺を張った後の写真です。
床と腰壁の間から水が入らないよう、床は100mmほど立ちあげます。
壁を塗装 → 壁に床立ち上げ用の見切り材をつける → 床を立ち上げる
これで、下階やホールへの水漏れを防ぎます。
厨房らしくなりましたね!
次回は、おまけで厨房壁を解説していきます。