山上です。
今日は,お店づくりで成功させるポイントについて書きます。
うまくいく人といかない人は何が違うのだろうかと考えました。
お店づくりはオーダー(特別注文)である点で整理すると,そのポイントがわかってきます。
今,世の中ではパターン化,規格化の流れがあります。
例えば,家電量販店でエアコンを注文したりすると,工事日や,購入の仕方などルールが決められていて,その中で,選択するように求められます。私たちお客様はその中で選ぶことに慣れてしまっています。
例えば,明日の12時から工事をしてほしいというお客様の要望があったとき,先のルール化された世界では,先約があるので無理だったり,その時間はそもそも無理だったり,そのルールの枠組みの世界では無理ということはよくあることで,スタッフの方も無理だということを,自信をもって答えます。
しかしながら,それは,オーダーの世界では,無理ではないのです。
例えばですが,在庫が手元になかったとしても,メーカー倉庫まで取りに行って,翌日12時に業者を手配すれば,その工事はできるのです。できるのですが,無理がかかっている分高くなる,それだけのことです。
オーダーの世界はそういうことです。
スーツもそうです。最近はA7体とか,こちらも規格化が進んで,安く購入できるようになっています。一方でオーダースーツの場合は,採寸して,自分の好きなように,記事からカタチまで好きなように選ぶことができます。
オーダーの世界は,融通がきく分,高くなるという特性があります。
お店づくりではどうかというと,オーダーの特色が強いです。
強いといったのは,お店づくりの中に,既製品のセレクトも含まれるからです。既製品だけではいいお店はできません。
イケアの家具が安い,ではイケアの製品だけでお店をつくるとどうなるかというと,一般のお客様が知っている世界,空気感がでてしまうので,特別感がない方向性になるので,非日常感がなくなる,つまりは,繁盛するお店にはならないだろうと思います。
ちなみにですが,現場調査で,退店になったお店にいくことがあります。家具などが残置として置かれている場合,イケアのものがおいてあるケースが非常に多いです。もちろん私も会社などでもイケアのミラーを使っていますので,イケアがいけないという意味ではありませんので,ご注意ください。コストパフォーマンスはとても評価していますので!
さて,オーダーの世界で,大切な点は,つくり手の感情をコントロールすることだと思っています。
同じオーダーでも,良い注文は,その金額以上の仕事をしてもらえ,また悪い注文では,プロなのでもちろん合格点ですが,気持ちの入らない仕事になってしまうことあるのではないでしょうか。
kakaku.comでは,既製品という一つの決められた条件の中で,金額に上下があって,その中から適宜 な業者を選ぶのが普通です。
オーダーの世界では,そう簡単には,価格で決められない世界があります。
どこの業者にお願いするか決める時,金額はとても大切な要素であります。しかし,金額から選んでしまっては,後悔します。オーダーの世界はkakaku.comと違いますので。
今回は,オーダーの世界という切り口で,良いお店づくりのポイントを書きました。
またの機会で,より具体的なところを書いていきます。