日頃、物件相談の依頼を受けることが多いです。
そこで一番話題になるのが家賃です。
家賃=坪単価として考えると。坪単価が相場より安い場所は、集客、階数、間取り、物件設備スペックなど安い物件には安い理由があります。
家賃は貸主借主の需給バランス、周辺環境、物件スペックなどの要因で決まってきます。
株と同じで市場原理で決まっているのではないかと思うのです。
お話しを聞いていると、何故、その物件が周辺相場より安いのか考えずに、金額だけでしか判断しない方が多いかと思います。
株価の安い会社は安い理由がありますよね。物件も同じなんです。
本当にお得な物件があるとしたら,もう市場に出回る前に決まってしまうでしょう。
良い物件は,即断が求められます。
格安な物件の特徴としては,工事をする際の設備工事が割高になる可能性が高いです。
例えば,
- ダクトを屋上まであげなければならない。
- テナント区画内の排水管(ビルオーナー側工事区分)の工事が必要になる。
- 店舗を運営する上で必要な電気容量が足りないので増やさなければならない。
- 電気容量で,幹線引き込みの工事が必要となる。
- ガスの容量が足りないので,道路の掘削工事が必要となる。
- (スケルトンの場合)壁床天井などそのまま使えない。
などです。
家賃が安かった分、内装費用が割高になり結果的に得なのか,損なのかわかりにくいですよね。
そこで,私たちがおすすめしているのは,まず良さそうな物件がみつかったら,できるだけ早く自分の目でみていただき,いけそうだと思ったら,その時点で申込みをしていただき,私たちを呼んでいただきたいのです。業者の目から見て,設備費用で高くなりそうかどうか,コメントさせていただきます。
どうして,申込みしてほしいかというと,私たちが行く時までに,他社で申込みが入ってしまう場合もあるからです。
不動産は基本的には,先着が優先されます。ですので,まずは申込みをしていただきいとお願いしました。
営業開始した後、立地が悪いから売上不振だと嘆いても場所を変えることは難しいです。
家賃が相場より高い物件は、通りすがりの来店などの売上が見込める可能性が高いと考えることもできるでしょう。
高いけどいいよね!という高い物件の良さもあります。
値段だけでなく,その場所の雰囲気を含めたトータルの視点で考えていくことが必要でしょう。
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