こんにちは、制作部の斉藤です。
本日も新宿中井の現場より、構造の一部"筋交い(すじかい)"について書いていきます!
筋交いとは、家具や建物に斜めに入っている補強のことです。もともとは斜めに交わることを指す言葉でした。
縦横に走る「筋(すじ)」を斜めに「交う(かう)」ように進む、これが「筋交い(すじかい)」です。
筋交いがない状態の建物は真上からの力にはよく耐えられるものの、横の力に弱く、倒れやすくなります。
上に乗るものの重さを考えて、筋交いを入れていきます。
今回の筋交いは"たすき掛け"で組んでいきました。
筋交いの組み方は何通りもあるそうですが、下の写真のように仕上がりました!
交差している部分に注目してください。
指矩(さしがね)を巧みに使い、継手(つぎて)が仕上がっていきます。継目(つぎめ)に狂いがなく美しいです!!
2本を単純に交差させるよりも厚みを薄くできました。
これからも工事風景、どしどし更新していきます。
後日完成したお店がこちらの「お茶の間キッチン カブトムシ」
筋交いもお店の一部としてさりげなくおしゃれに存在しています。妥協のない職人の技を端々に感じていただけると嬉しいです。ではまた。
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