皆様、ご無沙汰しております。現場管理の斉藤です!
本日は "心くばり" をキーワードにお話を進めて参ります。
最近、私は住宅の施工に携わることが多く、毎日オーナー様と頻繁に対面でお話しするシーンがございます。
今まで店舗施工のみに携わってきた中で、報告事項や確認は電話、スマホのツールを主な連絡手段として使って参りましたが、最近はお客様と対面しながらものづくりを並行する事で、有難い事により近くでお客様の反応を感じることができております。
このような現場に1ヶ月程携っている中でひしひしと気付かされる点が、心くばりの大切さ。
エピソード1
今日あった話です。
帰り際の挨拶にてオーナー様が、「本当に気持ちの良い人だった」と職人さんに感心しておりました。
「(駐車場を貸していただいた事に感謝を述べて)こちらもしっかりと、最後まで綺麗にしていきます。」とお客様に声を掛けていたそう。
職人さんの業種はクリーニングでして、その一言を聞いたお客様の表情が和らいでいる事は私にもわかりました。
本来であれば私とお客様の間で会話が成立してしまう現場内で、
敢えて一言、お声掛けをするその方の姿勢は素敵だと感じます。
エピソード2
先日、私は棟梁に叱られました。
オーナー様がお庭の手入れをなさった後の枯葉をゴミ袋に詰め、庭に置いてあったものを、
私の気が回らずに、廃棄物とまとめて引き上げなかった事についてです。
「今俺が言っている事は些細な事だ、ちょっとした事。だが、オーナー様はこれを見てどう思う?
もし、このゴミが引き揚げて綺麗にしてあったら逆にどう思うか。悪い気はしないと思わないか?
こんな些細な心の配りも、あんたが気付くべきだ。」
どちらも現場内で起こった ほんの数分の出来事です。
しかし、一つは確実にお客様の心を動かしていると感じた体験であり、もう一つは自分が心底納得をし、反省した体験でした。
心くばり。
どんな場所でも、どんなシーンでも多くこなせる人は周囲から非常に良い印象を受けています。