古木ベンチ納入事例と3Dスキャンデータを活用した家具什器製作
私たち山翠舎は、古木を活用した内装設計施工の実績が豊富ありますが、古木を活用した什器製作においても大手企業様をはじめ数多くのオーダーメイド什器の納品実績があります。
木目の美しい無垢材のテーブル、商品の魅力を伝える陳列棚、ディスプレイスタンド、スツールなど、依頼主様のご要望に沿ったご提案をいたします。
特に人気なのは『古木ベンチ』で、名前の通り古木独自の風合いをそのまま生かしたベンチです。下の写真は、あるオフィスに納品した際に撮影したものです。
▼古木ベンチ制作:オフィスへの納品事例
最新!古木の魅力を最大限に生かす3Dスキャン技術
古木は、一本一本が複雑で形状が異なるため、設計・施工、什器製作において、依頼主様との完成イメージの共有が難しいことが課題でした。そのため、依頼主様に大町倉庫工場まで来て、実際の古木を確認いただくか、写真データの交換が必要でした。
これに対し、3Dスキャンデータ化技術を用いることで、古木の360度の情報を取得でき、古木の選定や、什器の完成イメージの共有がデジタル上で可能になります。
下の画像は、右と左のどちらが本物の古木ベンチかわかりますか?
この3Dスキャンデータを活用することで、古木ベンチのデザイン検討段階で、曲がりやほぞ穴の向きなどを数パターン作成し、依頼主様が遠隔でもオンライン上で詳細に確認・選定できるようになりました。
▼3Dスキャンデータをもとに完成した『古木ベンチ』
3Dスキャンデータの活用によって、古木什器製作の時間やコストの削減だけでなく、依頼主様により満足度の高い什器を提供することが可能になりました。
3Dデータ活用の流れ
また、2024年9月3日の信濃毎日新聞に、この3Dデータ活用について山翠舎の取組みが掲載されました。
▶信濃毎日新聞『古民家解体の「古木」活用に向けシステム開発へ 長野市の山翠舎、3Dデータ化で需要拡大狙う』