2種類の不動産会社「管理不動産会社」と「仲介不動産会社」
開業には、さまざまな悩みがつきものです。
その中で資金計画と並行して悩ましいのが、物件探し。
多くの人がアクセスの良さや広さなど、好条件の物件をコストを抑えて借りたいと考えています。ただ、当然好条件の物件は、ライバルも多く競争率が高い……。
そんな中、ライバルたちを出し抜いて、いかに好条件の物件を借りるか。
当社はこれまで300件以上の店舗の設計・施工を行い、実に多くの物件探しをサポートさせていただきました。
その中で培った経験から辿り着いたのは、
物件探しには「知識」と「熱意」が必要不可欠ということです。
まずは「知識」について。
不動産会社と一口に言っても、立場の異なる「管理不動産会社」と「仲介不動産会社」という2種類があることをご存じでしょうか。
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管理不動産会社…物件の持ち主(大家さん)から管理を委託されている不動産会社。
一般的なイメージでは、地元・地域に昔から看板を掲げている不動産会社です。
大家さんと直接つながることから「元付け」と呼ばれています。地域に根差した歴史のある管理不動産会社は管理物件が多く、経営が安定しています。
基本的には、エンドユーザーへの個人営業は行わないか、積極的ではありません。
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仲介不動産会社…TVCMや駅前でよく見かけるなど、大手フランチャイズを初めとした不動産会社です。インターネットなどのポータルサイトで見かけるのは、ほぼこの仲介不動産会社。
管理不動産会社からエンドユーザーへの営業を委託されて借り手を探し、仲介手数料を得ています。管理不動産会社と借り手の仲介を行うことから「客付け」と呼ばれています。