こんにちは、制作部斉藤です!
蒸し暑く雨予報が続きますね、いよいよ夏が近づいてきました。
今日は"枘(ホゾ)"について書いていきます。
山翠舎の施工店舗に設置される古木には " 枘(ホゾ) "" 枘穴(ホゾアナ) " が多くみられます。
ホゾは柱において2部材を接合・組み合わせるためにつくられる木の切り込み部分をいいます。
一方の材に穴をあけ、他方の材の一端に突起をつくり接合します。上の写真はホゾ穴です!
下のこちらは組木の一種であり、切込んだ木材同士を繋ぎ合わせるもの。
組木は立体に組んだり、材を延長することもできます。中には複雑で難解な組木もあります。これらは古くからある木造建築の技術です。
組み木の特徴を少し紹介します。
角材同士を組む事によって、金物の腐食の心配がなく高い強度を保つことができます。
組手によって、限りある材の長さを強度を持たせながら延長できたり、腐った部分を切り落とし補鎮できたりと、
職人の技によって自在に組むことができます
山翠舎で使う古木たちの" 枘(ホゾ) "や" 枘穴(ホゾアナ) "には、力強く建築物を支えてきたそうした組木の一面を見ることができます。
こちらは長野駅のお土産店「信州くらうど」さん。おいしそうなお土産や日本酒とともに、上を見上げて" 枘(ホゾ) "や組木も観察してみると楽しいですよ。
古木から知る沢山の発見を、これからも楽しみにしています!