山翠舎のブログ

【フィロソフィー】古民家の解体をゼロにしよう

2024年06月29日配信

【山翠舎フィロソフィー】

古民家の解体をゼロにしよう※

合間(aima)
古民家は日本固有の財産です。
古民家にはかつての大工の木組みの技術、自然素材への理解と暮らしの知恵が詰まっています。
その古民家が今、空き家化し壊されていっています。
壊すのではなく、日本固有の財産としてその価値を見直し、今の社会に送り出すことはできないだろうか?

※ もとの造りが良いとはいえない古民家は除く。活用に耐え得る古民家に限ります

ゼロへのスタート

古民家の解体をゼロにするために、私たちに何ができるのだろうか?
私たち山翠舎が最初に取り組んだのが、古民家に使われている古木を内装施工で使うことでした。
廃材として捨てるのではなく、「手仕事で作られた風合いのある古木」を現代の建築内装に活用する。

リサイクルではなく、価値を高めるアップサイクルとして使う。

この試みは2006年に始まり、今日までに500件超の施工実績を積み重ねてきました。
山翠舎の施工事例はこちら

まるごと残す

しかしこの方法だと、材は生かせても古民家自体は解体され、いずれ日本から消えてしまいます。
そこで考えたのが、空き家となった古民家を山翠舎が借り受け、古民家をまるごと生かせないかということでした。
借り受けた古民家は、山翠舎が現代の空間へとリフォームします。
こうして蘇った古民家と、活用したい事業者さんをマッチングして残していく。まさに今、この事業を展開しているところです。
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循環をつくる 循環

SDGs。サステナブルな社会とは?

その基本は、良いものを長く使う社会です。廃棄すればそのぶん炭素が出るからです。

既にあるものを活用し循環させる。合理化と大量生産消費の時代にこの循環をどこまで実現できるのか、ということになります。

私たちは「循環をつくる企業」を目指しています。古木はもちろん、古民家に使われている土壁や石も捨てずに活用します。とにかく捨てない。知財を継承し、カーボンオフする。それらをリサイクルではなくアップサイクルしていく。

再活用が価値を高める。そんな世界を作りたいと思っています。

長野県 大町の倉庫


そのためのアクション

そのために私たちは、古木を使った施工や空き家古民家の再生賃貸事業、古民家を生かした町おこし、空き家を活用した交流スペースづくり、古民家をより維持しやすくするための知財共有の仕組み化、海外に向けた古木プロダクトのブランド展開など、さまざまな取り組みをしています。

そして未来の職人を育てるため、長野県大町市が全国の拠点となるような大工養成構想も進めています。

古木を扱う職人


未来を、自分ごとに。


それでも、山翠舎だけでできることには限りがあります。 古民家を守るためには多くの人の力が必要です。私たちはそのために、自社で持っている知財を誰もが使えるよう解放します。ぜひこのアクションにあなたも参加し、私たちの仲間になってほしいのです。一緒に手伝ってほしいのです。

そのためにあなたにお願いしたいのは、ほんのちょっとしたことです。

古民家や古木を活用したお店に来てほしいのです。そこで美味しい料理を食べ、くつろいだひと時を過ごしてもらう。ほんの少しそこで経済を動かしてほしいのです。

それだけで、「古民家を残し、持続可能な経済を循環させ、職人の技術を未来へ繋げる」アクションに、あなたは参加してくれたことになります。


未来を自分ごとに。
未来の可能性を、みんなの力で拡大していきましょう。

 

 

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