こんにちは、制作部の斉藤です!
本日は中井の現場より、カウンター設置工事の様子をお伝えします
以前のブログ(床の構造)から工事が進みました。
前回のブログはこちら【女性現場監督がつづる工事風景】ー筋交い(すじかい)ー
下の写真をみてください。客席側の天井はスケルトン(天井の構造材がみえる)のまま使用されます。
厨房部分は軽天工事が終わり、その上に耐水ボードが貼られています。
厨房と客席の間に筋交いを絡めてカウンターが設置されます。
下の写真は骨組みです。30×75の杉材を組んでいます。
厨房機器のコンセントが付くため、その間に電気の配線をしています。
筋交いは構造材かつ斜めに力が掛かっているため、欠いてしまうと強度が落ちます。そこで、欠かずに木を入れ、カウンターをもたせます。
(構造材とは、柱や梁あるいは耐力壁など、建物を支える構造体となる材料。)
骨組みの上に、既にカウンター天板が設置されています。上からみると、天板から筋交いが生えているようにみえますね!
コの字型の2箇所は鋸(ノコギリ)を一発入れ、真ん中1箇所は白引きという大工道具で傷を付けて丸ノコで切り、頭を落として綺麗に欠いています。
柱との絡みもあります。新材ではなく、かつ構造材。大工が気を遣い慎重に入れていきます。
カウンターと柱は'相欠き(あいがき)'といって互いに切り欠いて組んでいます。
天板を養生して傷がつかないよう丁寧に扱います。
カウンター腰壁の下地に耐水ボードを貼っていきます。
客席側にはラスカットを貼っています。ラスカットはモルタルの下地材です。
これから、仕上げにモルタル金ごて押え(かなごておさえ)を施します。
厨房側のボードに、本日は塗装工事が入りました!下の写真は塗装の下塗りです。
この後サンディング(やすりがけ)をして面を平らにすることで、下の写真のように美しく塗ることができます。
カウンターも仕上げを残し、完成が近づいています!
これからも引渡しまで、慎重に現場の過程をお伝えしていきます。
前回のブログも合わせてご覧ください。