山上です。
今回は記事ではなく,メディア掲載事例の紹介です。
本日,2017年6月2日の産経新聞長野版に山翠舎が掲載されました。ご紹介いただき感謝します。
集客力について,常々考えております。
お店の入り口,ファサードをどうするかなど,呼び込むことを考えがちですが,まずは,その空間にいる人の居心地を考えてみてはいかがでしょうか。
そこにいる人がいかに居心地がよくなるかを考えるということです。
それには,まずは,運営者自らがそこにいて気持ちが良いかどうかです。
この新聞記事では,2つの事例について取り上げていただきました。
これらに共通するのは,お土産屋さんの空間,ビジターセンターの空間に居心地の良さについてこだわったことでした。
居心地の良さには,人間の直感的なものに加えて,その説明があるとないとで,理性的にプラスαされるものがあります。
ビジターセンターの例でいえば,そこで使われている古木は,小谷村の地震によって,解体せざる得なかった古民家の材を一時的に山翠舎で保管していて,ビジターセンターで再生されるといったストーリーがあるので,空間を感じて居心地がいいなぁと感じるお客様が,そういうストーリーがあると腹落ちしやすく,記憶に残りやすくなって,結果として,他人に伝えやすくなります。それで本人のリピートだけでなく,他の人への勧誘につながるという好循環が起きると考えます。
そういうお店づくりを大切にしております。
新聞の解説です。
山翠舎の古民家移築・再生については以下に詳細があります。
https://www.sansui-sha.co.jp/koboku/
ご先祖さまから受け継いでいる古民家がまったく使う予定がなければ,それはとても残念なことです。もったいないです。使われないでいるままは,日本の文化を守るという観点で,その場所で違う用途で利用するという意味での「古民家再生」か,違う場所での再利用である「古民家移築」を考える必要があります。
今ある古民家を利用して,旅館にするとか,お蕎麦屋さんをつくるとか,いろいろな施設をつくることができます。居心地のある空間をつくりたい事業者と,そういう志があるなら,利用する予定がない古民家を手放しても良いという,古民家所有の方とを結びつける,古民家のマッチングサイト「kobokuマーケット」を作ります。
お問い合わせ,ご相談,お待ちしております。