日本で23店舗目となる直営店、パタゴニア軽井沢店が4月25日（火）グランドオープンしました！

店内には、軽井沢らしい森の写真とミッションステートメントを組み合わせたパネルが展示されており、地元の季節の美しい風景を通してパタゴニアのミッションが表現されています。

この度、山翠舎がパタゴニア軽井沢店の内装工事を担当させていただきました。

最も山翠舎らしさが表れているのは、お店の顔とも言えるこの看板です。

この看板に使用されているのは、古民家で使われていた梁材です。

当社の大町倉庫から選び出した太い梁材を、縦方向に切断して3本を組み合わせています。

風除室（ふうじょしつ）とは、外気や雨風、虫を店内に入れないようにするための、入り口前に設置する部屋のことです。

▼この写真で人が立っているところです。

大きなフォトパネルが貼られている壁には古木が使われています。

ガラス張りで外から見える部分なので、店舗においてはブランドイメージを印象つける重要な空間です。

古木を使用することは、資源の有効活用や廃棄物の削減につながります。

パタゴニア軽井沢店の環境保護への取組み対するコンセプトや想いを、訪れたお客様へ伝える役割を果たすことになるでしょう。

店内で注目してほしいところはレジカウンター。

背面の壁には、パタゴニアのミッションステートメントである「We're in business to save our home planet（私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む）」の文字が目に入ります。

地球環境の保護に取り組むパタゴニアの姿勢が強く感じられます。

そしてレジカウンター下には、巨大な浅間石が使われている点にも注目！

浅間石とは軽井沢町の北にある浅間山が噴火した際に、溶岩が流れ出て堆積してできた溶岩石です。

その独特の色合いや質感が空間に豊かな表情を与えます。とにかく存在感と迫力がすごい！！

一般的にこのような石を用いたレジカウンターや什器は、30cm角など小さくに刻んだ石を貼り付けて仕上げていきますが、このレジカウンターには50㎝×80cm角と、かなり大きく切り取った石を貼り付けています。

実は、この浅間石の加工には大変な手間や工数がかかりました。

しかしながら、「迫力あるカウンターしたい！」というパタゴニア様の強い要望に、どうにかお応えしたい！という想いで実現することができました。

完成したレジカウンターは、自然の力強さや浅間山のイメージを想起させ、地元の自然環境や風土とのつながりを感じさせます。ぜひ訪れた際はじっくり間近でご覧いただけると嬉しいです！

有名ブランドのパタゴニア直営店を、今回、山翠舎にご依頼いただいたことは大変光栄なことです。

また、それと同時に大きなプレッシャーもありました。

今回、パタゴニア軽井沢店の現場監督を担当した内藤さん。（↓写真一番左）

内藤さんにプロジェクトを終えて感想を伺いました。

「このような大きなプロジェクトには、高い品質を求められますし、決められたスケジュールで完成させなければなりません。

施主様の求める以上に高いレベルの仕事で期待に応える必要があります。

関わる業者様も数多いため、施工中の調整業務やトラブル発生もありました。その都度柔軟に対応しなければならないので苦労もありました。他の現場の倍以上大変でした、、（笑）

でも、完成後には、施主様から『内藤さんが担当でなければ、このお店は完成しなかったでしょう』と嬉しいお言葉をいただきました。

苦労もありましたが、施主様から山翠舎のスタッフたちの専門知識や技術、想いを形にする姿勢を評価いただけたと嬉しく感じています。

今後の仕事に対する励みにして、さらなる成果を追求していきたいです。」

と少し照れた様子で話していました。

▼内藤さんとっても似合ってますよ(^^♪

関係者の皆さまお疲れさまでした。

パタゴニア軽井沢店様グランドオープンおめでとうございます！

軽井沢へ訪れた際にはぜひパタゴニア軽井沢店へお立ち寄りください。

看板やカウンターにも注目していただけると嬉しいです♪